IT specialist program to promote Key Engineers as securitY Specialists

最新情報セキュリティ特論

講義内容の概要

実践的情報セキュリティ技術者・実務者にとって基礎的な知 識となりうる最新の情報セキュリティ技術や理論ついて修得する。

最新ネットワークセキュリティ技術編

情報セキュリティ対策のため市場で使われている、あるいは現在開発が進められ ている先進的な技術について学ぶ。具体的にはIDS に使われる技術、デジタル・ フォレンジック、無線LAN の認証と暗号化、P2P ネットワークのセキュリティ、 迷惑メール防止技術、バッファオーバーフロー抑止技術、ペネトレーションテス ト、検疫ネットワークなどである。

最新セキュリティ理論編

情報セキュリティ理論に関する最近の研究動向について紹介すると共に、情報セ キュリティ技術の国際標準化動向について解説する。具体的には、情報セキュリ ティ理論に関する国際会議で発表された最新の論文を題材とし、その技術背景の 詳細を解説するとともに、提案論文の核心について講義し、今後の研究の動向に ついて議論する。情報セキュリティ技術の国際標準化動向に関しては、ISO や IEEE で国際規格化されている暗号アルゴリズムについての詳細及び動向につい て解説する。

担当教員

岡部寿男
(京都大学大学院情報学研究科・教授)
上原哲太郎
(京都大学大学院情報学研究科・准教授)
宮地充子
(北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科・教授)

実地拠点

京都大学および北陸先端大より遠隔配信

実施時期

5月20日-9月16日

単位

2単位

遠隔講義

ビデオ会議システムによる遠隔講義を実施(奈良先端科学技術大学院大学及び北陸先端科学技術大学院大学)

プログラム

時限 担当者 タイトル 講義内容
第1回

5月
20日
3
(13:30-15:00)
岡部寿男
上原哲太郎
情報セキュリティ概論 基本的な情報セキュリティ技術を俯瞰し、現状と今後の動向について解説する。 具体的には暗号技術、認証技術、脆弱性の原理および基本的なマルウェア対策な どである。
第2回

5月
20日
4
(15:10-16:40)
第3回

6月
3日
3
(13:30-15:00)
岡部寿男
上原哲太郎
システム管理保護技術 企業サーバおよび各端末を保護するために使われている各種技術について解説す る。具体的にはサーバ管理ソリューション、端末集中管理ソリューション、検疫 ネットワーク、統一認証技術、デジタルフォレンジックなどである。
第4回

6月
3日
4
(15:10-16:40)
第5回

6月
10日
3
(13:30-15:00)
宮地充子 第1回 暗号基盤理論 公開鍵暗号は数学的に解読が困難な問題に安全性を帰着して構成する.また,公 開鍵暗号方式の具体的なアルゴリズムには整数論及び代数学の理論を利用する. 第1回では,公開鍵暗号で必要となる初等整数論及び代数学の基本理論について 説明する.
第6回

6月
17日
3
(13:30-15:00)
宮地充子 第2回 公開鍵暗号 情報セキュリティの理論で最も重要な技術の一つである公開鍵暗号の 基本原理について解析すると共に,公開鍵暗号の構築にどのように整数論 や代数学が利用されるかを説明する.さらに,具体的な公開鍵暗号方式について 解説するとともに,安全性の概念及び効率などの指標について紹介する.
第7回

6月
24日
3
(13:30-15:00)
宮地充子 第3回 ディジタル署名 情報セキュリティの理論のもう一つの重要な技術であるディジタル署名の基本原 理について解析すると共に,ディジタル署名の構築にどのように整数論や代数学 が利用されるかを説明する.さらに,具体的なディジタル署名方式について解説 するとともに,安全性の概念及び効率などの指標について紹介する.
第8回

7月
1日
3
(13:30-15:00)
宮地充子 第4回 暗号実装1 数式処理ソフト mathematica の利用方法及び mathematica を用いて公開鍵暗号 で利用される整数論及び代数学の理論(ユークリッドの互除法,拡張ユークリッ ドの互除法,中国人の剰余定理,べき演算)を実装する.
第9回

7月
8日
3
(13:30-15:00)
岡部寿男
上原哲太郎
アセンブラ入門 情報セキュリティ事案の理解に必要な知識として、インテル社IA-32アーキテク チャの命令セットおよびWindowsオペレーティングシステムにおけるAPIインター フェース等について解説する。
第10回

7月
8日
4
(15:10-16:40)
第11回

7月
15日
3
(13:30-15:00)
宮地充子 第5回 楕円曲線に関する基礎理論 公開鍵暗号を構築する新しい基本群として楕円曲線が利用されている.楕円曲線 と既存の有限体の乗法群との違いを明らかにすると共に,楕円曲線の性質につい て紹介する.
第12回

7月
22日
3
(13:30-15:00)
宮地充子 第6回 暗号実装2 mathematicaを用いて暗号を実装するとともに,数論などの理論の応用方法につ いて紹介する.
第13回

7月
29日
3
(13:30-15:00)
岡部寿男
上原哲太郎
ネットワーク進入防御 組織のネットワークを外部から保護するために使われている各種技術について解 説する。具体的にはファイアウォール、IDS、迷惑メール防止、DoS抑止、LAN管 理技術、VPN技術などである。
第14回

7月
29日
4
(15:10-16:40)
第15回

10月
29日
4
(15:10-16:40)
宮地充子 第7回 楕円曲線暗号と情報セキュリティの国際標準化動向 楕円曲線暗号について紹介するとともに,国際規格化されている暗号アルゴリズ ムについての詳細及び動向について解説する.
第16回

10月
29日
1
(9:20-12:30)
宮地充子 第8回 暗号実装3と最終試験 実装した暗号を用いて暗号実験さらにその改良可能性について検討する. 最終試験も行う.